婚活サイトエンジェルTOP/サクセスインタビュー/正夫さん・文香さん

NEW! 2025年5月16日掲載

クールな彼と熱い私。私たちなりの壁の乗り越え方

札幌市在住
正夫さん ( クールで頭が良い ) 44歳   北海道出身   非常勤図書館司書
文香さん ( 情熱的でよく笑う ) 33歳   山形県出身   展示場運営  

※掲載写真はイメージ画像を使用する場合があります。

冷静な男性と情熱的な女性をモチーフにしたストーリーは、映画や小説などでよく見かけます。クールで頭がよく、魅力的な男性と、生きることの熱量を持て余している女性ですね。ただ、現実の世界ではあまりにキャラクターが真逆だと、お互いに惹かれ合うことはあっても凹凸がありすぎてうまくハマらないのかもしれません。

文香さんと正夫さんも最初はピタッとうまくはまらなかったと言います。しかし、時間を重ね、そして話し合いの地層を重ねることで、2人の間に変化が訪れます。最初は壁だったものが、いつの間にか2人で乗り越えられるようになってきたのです。

今回のサクセスインタビューは、情熱的な女性とクールな男性への取材です。ぶつかるようですれ違い、そして心の壁ができてしまった2人が、関係をどう改善していったのでしょうか?

文香さんはとても情熱的で頑張り屋さん。熱い人に見えます。一方でクールな正夫さんは冷静に物事を見てる感じですよね。お二人の最初から、しっくりくる関係になれるまでの変遷を教えて欲しいです。

私、情熱的だと言われるんですがそれが少し恥ずかしくて。だって私の場合はこの性格のせいであまり友達ができず、人と関わることが少ないからエネルギーが余ってるんです。持て余していると言った方がいいかもしれない。いいよう

文香さん

に解釈したら情熱的なんですが、悪い面というか人とうまく関われないことの反動だし、ネガティブな面も強いと思っていて。だからクールな正夫さんには本当に惹かれて。

正夫さん「僕だってクールだって言われるけどそれは臆病さであり、行動力不足の反動なので、別にいいんじゃないの? 性格はある程度治せるとは言われてるけど、エンジェルでは生まれ持った性格を大切にしようって呼びかけてるし、今更どうしようもないじゃない。」

文香さん

そうね、そうかもしれない。私たちはま逆の性格をしていて、あつーくて暴走しがちな私と、冷静というかいつも引っ込んでる彼との熱暴走。最初はもちろん少しギクシャクしていました。でもなんだろ、いつからこんなに穏やかな日々になったんだろう

正夫さん

そうだね、話し合いを何度も重ねた結果ではあるんだけど、約束が大きい。喧嘩というかすれ違いが起きるたび、一つ約束をしようって2人で決めたんです。

約束とは? 

正夫さん

たとえば、朝バタバタしていて余計な一言ですれ違いが起きてしまった時は、『起こす時はあえて穏やかに起こす』。衝動買いが原因で喧嘩になっちゃったら『大きな買い物は午前中にする』とか。2人のルールを一つ一つ決めていった感じです

文香さん

そうだね!暮らしのルールを決めたね。それって我ながら?私たちながら?ナイスアイデアだと思ってる。特にとっちらかりがちな私の暮らしが整ったし。私の暮らしが整うと、彼も喜ぶ

正夫さん

整う、ってサウナとかでも使われる単語ですが、生活ってエントロピー増大の法則に従ってどんどんとっちらかっていくんですよね。それを整える。そこには明確な意思の力が必要になる。2人でルールを少しずつ決めて、暮らしを整え、心を整えていく。この東京という大都市では、心をかき乱されることが多いので、生活を整えることの重要性は極めて高い、と思っています。

文香さん

そうだね、ついだらしなくなっちゃう。刺激が強い街だから、何をやっていても外部からの刺激が強くて、家の中にそれらの刺激が勝手に持ち込まれてしまう感じ。ちゃんとバリアを張るというかきちんと暮らして自分たちのペースを乱されないことが重要ですよね。

暮らしそのものの創意工夫が、おふたりの関係を強めてくれてるんですね

文香さん

まさにそれ!暮らすこと自体が創意工夫をはらんでいて、暮らすこと自体が私たちの人生そのもの。年齢を重ねるとわかるんです。毎日起きて、おはよって声をかけあって、窓を開けて換気して、朝ご飯を作って、少しストレッチして、歯磨きして・・・その暮らしそのものが人生なのだと。丁寧にというか、優しくというか、自分をいたわりながら暮らすことはイコール自分を大切にできること。そしてそこからあふれた感情はまわりに分け与えてあげられる。

正夫さん

暮らしに向き合うって大事だよね。っていうこの価値観が一致したのがすごく大きいと思っています。女性でも男性でも暮らしに興味が無い人もいるし、生活に価値を置いてない人、家事を愛せず、いやいややってる人は多いと思う。まぁ、義務になったら嫌になるもんなのはわかるけど。

文香さん

暮らしがいやいやな義務になってしまわないように、適度に外注化も考えたり、交互にやったり、どうしてもなときは親族を頼ったりもしてます。まぁ、もういい年なんで親にご飯を作ってもらうことはないのだけど、千葉にいる弟夫婦に車を出してもらったりとかはあるかな。暮らしって人生だから、気負ってもしょうがないし、なんでも自分たちだけでやる!って意気込んでもくたびれちゃう。

おふたりは本当によく笑っておられますね

正夫さん

笑顔と日常を大切にできるようになったのは、文香との暮らしが始まってからだなー。それまでは靴下がロフトの階段からぶらさがっていても平気な日常だった。

文香さん

そうだね、それでいて本人はこれでも片付けたつもりだったんだからすごいよね!

正夫さん

出会って、付き合いが始まって、いよいよふたりともエンジェルも卒業となった頃から少しモノを減らしたよね。すぐに同棲して軌道に乗ったらすぐ入籍しようって話していたし、ふたりの新居もそんなに広くないし。結構片付けたよな。

文香さん

うん、がんばったよね。正夫さんの書籍が膨大だった。ひとつひとつフリマアプリで出品してあげたよね私。一冊の利益が50円しかないのに、大切に梱包するから赤字になってた笑

正夫さん

文香が『中途半端なフリマアプリは梱包材でよけいに散らかる!中途半端な運動でお腹が空いて余計に太るのと同じ!』とかいってて、笑っちゃったな。

文香さん

お互い荷物が多すぎてしっちゃかめっちゃかで、引っ越しの期日だけが迫ってくるのでパニックだったけど、混乱した中にも楽しさがあったね。私たち意外と整って無くてもやっていけるじゃんみたいな気にはなった。

正夫さん

そうだね、そこでぐちゃぐちゃでもいっかとはならず、ふたりで日常をここまで整えられたのはよかったよね。

文香さん

引っ越しって段ボールが積み上がった状態になると思うんですけど、美観的にそれはいやだったから荷ほどきも頑張った。私たち、力を合わせると意外なパワーがでるんだなって思ったし、こんな相性の良いパートナーと出会わせてくれたエンジェルには本当に感謝しています。

正夫さん

ただの紹介案内じゃないよね。自分を省みて、それでも前を向いて、そして出会っていける人と巡り会って、ふたりで乗り越えて、今がある!

エンジェルは出会いだけでなく自己理解にも役立ちましたか?

正夫さん

はい。僕は非常勤ということもあって、ただスペックで見るだけならきっとこんな素敵な人とは巡り会えなかったと思っています。自分の内面を自分で理解し、そして同じように自分を理解した人とお互いに理解し合うエンジェルの方針に共感できたからこそ、と思っています。凸凹でも別にかまわないし、凸凹があることは恥ずかしいことどころか魅力になりえると今では思います。

文香さん

私も20代での結婚が破綻して終わってしまって、なんかもうスペックはいいやって。結婚相談所とかアプリとか、否定はしないけど私には合わないと思って。かといって身の回りにいる人とも今時は恋愛に発展しないし、なんかもっとこう、私の中身をみてくれないかな、離婚とか色々で傷ついた私の心も含めて、頑張ってるところを見てくれる人はいないなかって思って。一縷の望みをかけてエンジェルに登録しました。それは間違ってなかったみたい!

正夫さん

頑張っているところ、ちゃんとわかってる

エンジェル編集後記

暮らしを整えることは生き方そのものであるとおふたりは言います。紆余曲折を経て、若い頃とはまた違った価値観にたどり着き、暮らしの中で合意を形成してどんどん良い二人になっていく。そんな素敵な暮らしぶりが垣間見えました。

文香さんと正夫さんは、逆のようでいてとても惹かれ合っていたのがわかります。万葉集の時代から、女性が押せ押せだと男女関係はうまくいかないと言われています。ちゃんと正夫さんが愛を表現し、きちんと言葉にして伝えていることが文香さんのバランスを取ってくれているのだと推測しました。

エンジェルでは、ときどき真逆の相性に見える方もご案内することがあります。でもそれは決して無意味に、無計画に行っているわけではありません。お一人お一人の心に寄り添い、気持ちを理解し、個性を大切に育んで素敵な大人へと成長された人だからこそ、相手の良いところもわかると思ってのご案内です。

きっと、大丈夫。あなたにも本当に素敵な人が現れます。まずは自分を理解し、同じように自分を理解しようと真摯に努める他の誰かをそっと見守るところから始めてみませんか?