初対面で相手を知りたいと思うほど、「何を聞けばいいだろう」と迷います。休日の話なら無難そう。でも、その次は何を尋ねれば、人柄や大切にしていることが分かるのでしょうか。
最初から大きな価値観を尋ねなくてもかまいません。最近の一場面を聞き、その中で本人が大切にしたことへ目を向ける。 面接のようにしない、会話の入口を考えます。
1.「趣味は?」から先へ進む、小さな問い
「休日は何をしていますか」と聞いたとき、相手が答えを考えていたら、「この前のお休みは、どんなふうに過ごしましたか」と一日へ絞る方法があります。
自分の話も添えてみましょう。
「私はこの前、買い物のついでに少し遠回りして帰りました。お休みの日は、予定を入れることが多いですか。それとも、その日に決める方ですか」
これは二つのタイプに分けるためではありません。「どちらもあります」と返ってきたら、「最近だと、どんな日が楽しかったですか」と、実際の場面を聞けます。
2.「何をしたか」の次に、「何がよかったか」を聞く
例えば、相手が旅行へ行ったと話したとします。行き先を次々に尋ねるだけでなく、「その旅行で、特に好きだった時間は?」と聞くこともできます。
知らない街を歩くのが楽しかったのか。計画していた場所へ行けてうれしかったのか。誰かとゆっくり話せたことがよかったのか。本人が選ぶ言葉から、楽しみ方や関心を知っていきます。
| 話題 | 少し広げる問いの例 |
|---|---|
| 休日 | 最近、よい休みだったと思った日は、何をしていましたか |
| 食事 | 外で食べるなら、どんな雰囲気のお店が好きですか |
| 仕事以外の時間 | 短い時間でも、これをするとほっとすることはありますか |
| 好きな場所 | その場所の、どんなところが気に入っていますか |
ここで聞けるのは、その人の経験です。「旅行好きだから社交的」といった結論を、こちらで付けないようにしましょう。
3.答えを評価せず、受け取ってから自分も話す
自分と違う過ごし方を聞いたとき、「え、それはもったいない」と評価する前に、本人にとってのよさを聞いてみます。
「家で一日過ごすと落ち着く」と言われたら、「どんな時間が特に好きですか」と続ける。自分は外に出たい方なら、「私は少し歩くと気分が変わります」と、自分の違いも話せます。
共感できないことに、無理に「私も大好き」と答える必要はありません。「自分はあまりしたことがないので、少し聞いてみたいです」も、相手に関心を向ける言葉になります。
反対に、自分の話を尋ねられたら、完璧な答えを出そうとせず、一場面を返してみましょう。質問する側だけが準備をするのではなく、二人で材料を置いていく会話です。
4.深めるかどうかは、相手の反応を見ながら
大切にしていることを知りたくても、初対面から家族、収入、過去の恋愛を詳しく話してもらう必要はありません。
答えにくそうなら、「初めて会ったばかりなので、話せる範囲で大丈夫です」と言って、別の話へ移れます。自分が答えたくない場合も、「それはもう少し親しくなってから話せたらと思います」と伝えてよいのです。
聞いた内容を使って、相手の人柄を一度で完成させないことも大切です。今日の話は、これから知っていく相手の一部分。次に会うなら、「前に話していた〇〇は、その後どうですか」と、続きの会話にもできます。
大切なことは、大きな質問だけから分かるわけではありません。 最近の休日や、好きな時間の話から、まず一つ、相手が楽しんでいることを聞いてみませんか。





