婚活サイトエンジェルTOP/サクセスインタビュー/誠さん、まどかさん

NEW! 2025年10月16日掲載

静かさと誠実さが、同じ未来を見る

神奈川県在住
誠 さん ( 誠実でまっすぐ ) 33歳   神奈川県出身   公務員
まどかさん ( 知的で観察的 ) 29歳   京都府出身   リサーチャー  

※掲載写真はイメージ画像を使用する場合があります。

公私ともに支え合える人がパートナーだったら理想だと思いませんか?
もちろん仕事の守秘義務があるのでほどほどにしなければなりませんが、ちょっと話題の抽象度を高めて機密を守りつつ、学びを共有しあえて成長を支え合える関係だったら理想ですよね。
人として、社会人として、男女として、人生を共に歩むパートナーとして。お互いが暮らしの共同研究者となって支え合える。そんな関係を築いたおふたりがいます。
今回のサクセスインタビューはまどかさんと誠さん。調査の仕事と公務の仕事。お互いの守秘義務をしっかり守りながらも支え合う、エンジェルで出会ったおふたりの成婚インタビューです。

初デートは美術館だったそうですが、価値観の違いを感じませんでしたか?

誠 さん

美術館でした。混雑を避けて開館直後に集合。鑑賞中は会話を最小限にして、メモだけ取る。出口のベンチで「印象に残った三点」を互いに説明しました。提案は彼女からでした。僕にとってはちょっと新鮮でしたね。

まどかさん

感想を語る前に、一度“自分の言葉”に落としたくて。誠さんは作品の背景情報を的確に補足してくれて、しかも自分の価値判断は押しつけない。議論のマナーが良い人だと安心しました。嬉しくもありました。

まどかさん

私“考える時間”を深く取りたいタイプで、返信が遅くなることがあります。誠さんから「24時間返答がないと不安になる」と率直に言われて、二人で“既読の意味”を再定義しました。即答できない内容は「受領しました。○日までに考えて返信します」とだけ先に送る、というルールです。

誠 さん

僕は時間や約束に厳格で、つい正しさを前面に出してしまう。しかしあるとき、待ち合わせ五分前に彼女が来て、息を整えながら「急いで歩くと考えが崩れるから、早く出る努力をする代わりに、到着後の一分は黙っててほしい」と頼まれた。これは目から鱗でした。以来、到着直後は互いに言葉を少なくして、呼吸を合わせるようにしています。

そんなおふたりの関係が深まった出来事があるそうですね。他にも衝突などはなかったですか?

誠 さん

彼女が担当していたユーザーリサーチで厳しいフィードバックを受けた日、夜に公園で会いました。彼女は事実と感情をノートに二列で整理していて、僕はただ横でページをめくる係。最後に「何か守ったことはある?」とだけ聞いたら、彼女が「相手の体験談を脚色しなかった」と。正直に言えば、それまで僕は“強い言葉”で守る派でした。でも、彼女の“誠実で守る”姿を見て、価値観が動いた感覚がありました。

まどかさん

私は逆に、誠さんの仕事上の判断で苦情が来たとき、彼は一切言い訳をせず「決まりを守りきることができなかった」と自分の非を先に言いだしたんです。正しさを武器ではなく正直さとして扱う姿が印象的でした。

まどかさん

そして衝突も多少はありましたね・・・。私が彼のために“完璧な週末プラン”を作ってしまい、当日、体調がいまいちなのに強行しようとしたんです。誠さんが「予定より君の体温が優先」と止めたのに、私はプランが崩れる不安で感情的になってしまって……。その夜、彼から届いたメッセージは三行だけ。「今日の失敗は二人の失敗。責めない。次は“ちょっとしたゆとり枠”を作ろう」って言ってくれました。言葉は短いのになんだか救われたのを覚えています。

誠 さん

翌週、二人で“デート設計書”を作ったんです。ゆとり候補を3つまで。移動時間にもバッファを。仕事みたいですが、これが驚くほどうまくいて。以降、衝突は激減しました。

結婚を意識した瞬間は? プロポーズはありましたか?

まどかさん

父が検査入院したときです。私が取り乱す前に、誠さんが「必要な書類はこれ」「病院での確認事項はこれ」と箇条書きで共有してくれて、同意書にサインをする場面では「迷ったら医師に“根拠”を聞こうよ」と。私は説明を理解するための資料図を作り、父に分かりやすく伝える役に回れた。二人で不安に向き合えたとき、なんだか「この人となら、家族をやっていける」と確信しました。

誠 さん

僕は、、、そうですね、彼女の実家に挨拶に伺った帰り道ですね。駅の階段で人が転んだとき、彼女は過剰に騒がず、状況を見て必要最小限の支援だけをしていた。誰かを助けることがアピールに変わらない素敵な人なんだと、あらためて胸が熱くなりました。

誠 さん

プロポーズは彼女の好きな図書館の閲覧机で。司書さんに許可をいただき、しおりサイズの小さな紙に「人生の共同研究者を募集しています」と書きました。下には三つの項目――「暮らしの仮説検証を楽しむこと」「互いの沈黙を尊重すること」「正直であること」。そして最後に「期間:生涯」。指輪はシンプルなものを用意して、紙の横に置きました。

まどかさん

読んだ瞬間、泣き笑いになりました。私は「共同研究、しましょう。ただし家計は四半期で」とお返事したんです。

家計や家事の分担や、ご家族の反応について教えてください

誠 さん

数値管理は僕がしてますが、運用設計は彼女が担当してます。固定費と貯蓄率を3ヶ月毎に決めレビューしてます。家事はタイムアタック的な要素が強い。得意・不得意で割り振り。洗濯は彼女、ゴミ出しと風呂掃除は僕、料理は一緒にメインとスープ。疲れた日はお互いに免除で!

まどかさん

週一のおうち会議で、議題を3つに限定。「ありがとう」「困りごと」「来週やめること」。やめることを先に決めると速いですね。

まどかさん

母は最初、彼のことを「お堅い人かも」と心配していました。でも、誠さんが祖母の薬のスケジュールを見える化してくれて、みんなで信頼し合うようになりました。祖母も「あんたの旦那さんはいいね」と言ってくれて。

誠 さん

うちの親は、彼女の落ち着きに安心していました。父が昔の写真アルバムを出してきたとき、彼女は黙ってページを写し取り、後日スキャンして共有してくれた。過去を丁寧に扱う姿に、母もつい涙ぐんでいました。

結婚生活で大切にしている合言葉があれば教えてください。

誠 さん

「正しさは、人を守るために使う」。僕の口癖です。攻撃じゃない、と毎回確認します。

まどかさん

「正確に」。相手について決めつけないで事実を基本に。これだけで大抵の行き違いは小さくできます。

誠 さん

これからも一分の黙る時間を大切にしようよ!きっとうまくいくね。

エンジェル編集後記

おふたりの相性のよさは、お仕事的な相性もあったのかもしれません。とはいえ、そのお仕事を性格に導かれるように選んでいるのもおふたり自身です。何より性格的な相性がとてもよく、ロジカルかつ正確性を大切にしつつも、ユーモアや深い情愛も忘れていないおふたりの姿勢に、違う世界を見せていただいたかのような感覚になりますね。

ルールを作ったり、ちょっとゆるめたり。失敗を通じてバッファをもうけ、よりよい関係を築いていくおふたり。もちろん出会いはエンジェルによる相性のよさをきっかけにしてくださったものですが、おふたりの絆を深めたのはおふたりご自身の努力によるものです。エンジェルも自己理解の一環としてそのお役に立てたことを嬉しく思います。

自分にあった仕事を選ぶのも、自分にあった人を選ぶのも、ふたりの暮らしをより居心地のいいものにしていくのも、自己理解と他者理解が欠かせません。そのための第一歩としてエンジェルの相性診断はお役に立てると自負しております。

性格や人間性には、答えがあるものではないですよね。唯一絶対のよい性格・悪い性格があるのではなく、人と人との関係性のなかに相性のよい関係と、これはどうかなと思う関係性があるのみです。

エンジェルはこれからも人間の善性を信じ、諦めずに進んでいこうと考えております。ぜひあなた自身も素晴らしい伴侶を得るために、まずはあなたの中の素晴らしさを見つけてください。自分の特徴を自分なりの言葉にするだけで違ってきますので、まずは言葉にしてみて、そこからすべてをはじめていきませんか?