一緒に過ごすことには慣れてきたけれど、以前のような外出は少なくなった。いつもと同じ休日に、何か変えた方がよいのかと感じることもあるでしょう。大きな予定を用意する前に、今の日常のどこを少し変えてみたいかを探してみませんか。特別な日を増やすことだけでなく、ふだんの時間に一つ楽しみを加える方法もあります。
1.外出が減ったことと、楽しみが減ったことを分ける
休日に家で過ごす日が増えたとしても、それを二人とも心地よく感じているか、片方が退屈しているかは分かりません。「最近、二人で何もしていない」とまとめる前に、いま好きな時間と、少し物足りない時間を一つずつ思い浮かべてみます。
例えば、一緒に夕食を作る時間は好きだけれど、食べ終わると毎回別々に画面を見ているのが物足りない。そう分かれば、休日を丸ごと変える前に、夕食の後を少し変える案を考えられます。相手にも、最近心地よかった場面を尋ねてみましょう。
忙しい時期で予定を立てる余裕がないなど、外出が減った事情もあるかもしれません。理由を相手へ決めつけずに聞き、自分が欲しい楽しみと、今使える時間の両方を材料にします。予定の数だけで、関係の良し悪しまで決めなくてよいのです。
2.いつもの行動の前後を、一つだけ変えてみる
新しい趣味を二人分始めるほどでなくても、変えられるところはあります。帰り道を一本変えて歩く、朝食にいつもは買わない果物を一つ選ぶ、片付けの後に互いの好きな曲を一曲ずつ聴く。普段していることの前後なら、試すためだけの大きな準備を増やさずに済むかもしれません。
例えば「次の日曜の朝、いつものパンに合いそうなものを、一つずつ選んでみませんか」と誘えます。食べるものの好みや予算、準備する人の負担も確かめます。「楽しみのためだから」と、片方が買い物や後片付けを全部引き受ける形にしないようにします。
小さく試すことは、つまらなさを我慢することではありません。もっと外へ出たいという希望があるなら、それも別に伝えられます。日常の一工夫で大きな希望の違いを埋めようとせず、今回試せることを一つ選ぶための入口として使います。
3.同じものを好きになることまで、目標にしない
相手が選んだ曲に自分はあまり惹かれないこともあるでしょう。「同じ趣味にしなければ」と考えず、「どのあたりが好きなの?」と、本人の楽しみ方を聞いてみることもできます。一緒に試した時間があっても、以後はそれぞれで楽しむものが残って構いません。
提案されたことが負担なら、「今日は長く歩く余裕がないので、近くで短くならどうでしょう」と、参加できる範囲を返せます。断られた側も、それだけで一緒に楽しみたくないと決めず、今の時間や気分の希望を聞きます。今回はこちら一人で楽しむという選択もあります。
一緒に楽しむことと、同じ反応をすることは別です。すごく盛り上がったふりをしたり、相手のために毎回参加したりしなくてもよいのです。自分の感想も言えることが、次に何を選ぶかの材料になります。
4.続けるかどうかは、試した後に決める
一度やってみてよかったら、「また気が向いた日にやりたいです」と伝えられます。最初から毎週の行事にしなくても構いません。準備が思ったより大変だったなら、買う量を減らす、時間を短くする、別の案にするなど、楽しみ方を変えられます。
振り返りも、感想を提出するような時間にしなくてよいのです。「今日の帰り道、いつもの道より歩きやすかったね」「曲を選ぶのは楽しかったけれど、毎日は別々に聴きたいな」など、実際の一場面から話せます。楽しさが同じ程度だったかを採点する必要はありません。
新しい楽しみを増やし続けることを、交際の義務にしないことも大切です。何もしない休日を二人で選ぶ日があってもよいでしょう。いつもの朝食や帰り道に少し違うことを持ち込み、続けたいものがあれば残す。その小さな選び直しから、今の二人が楽しめる時間を探していきましょう。





