プロフィールを整えてもらったら読みやすくなった。でも、声に出すと普段使わない言葉ばかりで、自分ではない人を紹介しているように感じる。そんなときは、助言を全部取り消す前に、違和感のある一文を選んでみましょう。構成がよくなった点と、自分の経験から離れた点は、分けて考えられます。
添削前後で、何が変わったのかを見る
例えば、自分が書いたのは「休みには近所を歩き、喫茶店へ寄ります」。添削後は「休日はアクティブに過ごしています」になったとします。短くまとまっていても、初めて読む人は、遠出や運動など、本人とは違う休日を想像するかもしれません。言葉が立派かどうかより、実際の自分との距離を確かめます。
一文を並べたら、「事実は合っているか」「聞かれたら自分で説明できるか」「相手に期待させる範囲は合っているか」を読みます。月に一度出かける話が「毎週出かけます」に変わっていたなら、気に入る表現かどうかにかかわらず事実へ戻します。していないことを足す必要はありません。
事実は合っていても、語感だけが落ち着かないこともあります。「社交的です」という表現より、「初対面では少し緊張しますが、話を聞きながら親しくなりたいです」の方が話しやすいなら、その理由を残せます。華やかな表現へ自分を合わせることを、添削の完成条件にしなくてよいのです。
ただし、「自分らしくない気がする」だけで全文を消すと、読みやすくなった順番や、重複を減らした工夫まで失うかもしれません。気になる箇所に印を付け、残せる部分も探します。直す範囲が一文で済むなら、そこからで構いません。
自分が話せる場面へ、一文を戻す
先ほどの休日の文なら、「休日は散歩がてら、近所の喫茶店で新しいメニューを試す時間が好きです」とする案があります。「どんなお店へ行きますか」と聞かれたとき、実際に思い浮かぶ場面があるかが確かめどころです。文例の行動をしていないなら、自分の本当の楽しみに置き換えます。
新しい文が長くなりすぎたら、「休日は近所を散歩し、喫茶店で過ごす時間が好きです」と短くもできます。具体例を増やすことだけが本人らしさではありません。自分の話を始められ、相手が想像する範囲も広がりすぎない言葉を選びます。
添削してくれた人へは、「読みやすくなって助かりました。この一文は、普段より活動的に見えそうなので、散歩の具体例へ変えたいです」と伝えられます。感謝と修正希望を同時に言ってよいのです。直してほしい理由が見えると、褒め言葉を増やす方向へもう一度整えられる行き違いも避けやすくなります。
どちらの文を残すか迷うなら、「会ったときにこの表現について尋ねられたら、私は何と答えるか」を短く話してみます。説明のたびに「実際は違うのですが」と付け足したくなるなら、その説明の方をプロフィールへ戻す材料にできます。
一文を直した後は、前後のつながりだけ確かめる
一文が自分の経験に合っても、前後の文章と重なる場合があります。休日の具体例を戻したなら、別の段落にも同じ散歩の話がないかを読みます。「いつも外で過ごします」という文が残っていたら、今回直した内容と矛盾しないかも確認します。別の話題まで次々に増やす必要はありません。
声に出して読んだとき、自分には少し丁寧すぎると感じても、それだけで使えない文とは限りません。初めての相手へ伝えるために、言葉を整える部分はあってよいでしょう。その丁寧さの中に、本人が説明できる事実と希望が残っているかを見ます。
添削は、助言を全部受け入れるか、自力で全部やり直すかの二択ではありません。残したい工夫を選び、違って見える一文は理由を添えて変える。完成したときに、自分でも「なぜそう書いたか」を話せるプロフィールへ整えていきます。





