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相手を知る

「何でもいいよ」は優しさ? 決める役割が偏ると感じたら

地図と行き先の写真を広げ、候補を一緒に見ている二人の手元。
この記事の目次
  1. 1.決めるまでに、何を引き受けている?
  2. 2.「何でもいい」の意味は、本人へ聞く
  3. 3.「考えて」から、引き受けられる作業名へ
  4. 4.分けた後、仕事を全部引き取らない

次のデートはどこがよいか尋ねると、「何でもいいよ。任せるね」。自分の希望を尊重してくれているのかもしれないけれど、候補を探し、比較し、予約するのはいつも自分。だんだん、誘うことまで重く感じてしまう。「もう少し考えて」と頼む前に、どの作業が負担で、どこへ参加してもらえると助かるかを具体的にしてみましょう。

1.決めるまでに、何を引き受けている?

「お店を決める」には、いくつもの作業があります。互いの行きやすい場所を考える、候補を探す、予算や営業時間を確かめる、二つから選ぶ、予約を確認する。最後に店名を言う人だけが、全部を担当しているとは限りません。自分がしている部分を分けてみます。

例えば、一番大変なのが検索なら、最後に相手へ「どっちがいい?」と聞くだけでは負担が減らないでしょう。反対に、候補を見つけるのは好きでも、断られない案を選ぼうと何度も考え直すことに疲れている場合もあります。困る場所によって、頼みたい参加の仕方は違います。

相手に好みを聞いているだけでは、作業を分けたい希望が伝わっていないかもしれません。「私が好きな店へ行けること」と「準備を一人で担うこと」を、自分の中でも分けておきます。

2.「何でもいい」の意味は、本人へ聞く

相手の言葉だけでは、強い好みがないのか、場所を知らず選べないのか、こちらが決めたいと思っているのかは分かりません。「任せてくれるのは、私が選ぶ方がよいと思っているからですか。それとも候補があると選びやすいですか」と尋ねる方法があります。

その答えを聞くとき、自分の負担も伝えます。「私が行きたい場所へ行けるのはうれしいです。ただ、毎回探すところから一人だと少し大変なので、次は準備も分けたいです」。感謝の言葉は本当にそう思う場合だけ使い、困っている点を消さないようにします。

「優しい人だから我慢すべき」「任せる人だから関心がない」と、どちらかに決める必要はありません。本人の意図がどうであれ、今の決め方で自分に負担があることは、相談できる事実です。

3.「考えて」から、引き受けられる作業名へ

依頼の例は、「次は、この駅の近くでお茶ができる場所を二つ探してもらえると助かります。私は、決まった後の予約の確認をします」です。探す範囲と受け取るものが分かれば、どこを担当するかが明確になります。二つという数は例で、候補を大量に集めてもらう必要はありません。

相手がその地域に詳しくないなら、こちらが場所の条件を伝え、相手が公式案内で営業日などを確認する役を引き受ける方法もあります。不得意な作業を全く同じ量にすることより、準備の途中から互いに参加できる形を探します。

任せた後に、こちらだけが知っている条件で候補を全部却下すると、また一人でやり直す形になりがちです。予算や移動で外せない希望は先に渡し、好みの違いなら「こちらはどうですか」と一緒に選びます。担当した人が正解を当てる課題にしないことも大切です。

4.分けた後、仕事を全部引き取らない

相手が探している途中で、気になって自分も全部調べ直してしまうことはないでしょうか。予定に必要な時期を共有したら、まず引き受けた作業を待つ余地も残します。確認が必要なら、「いつ頃なら候補を見られそうですか」と、予定の相談として聞けます。

頼んでも進まないときは、自分が黙って全部補うより、「今回は調べる時間が難しそうですか。予約が必要な外出は見送って、近場で短く会う案に変えますか」と、予定自体を小さくできます。準備の重い案を続けることだけが、デートを大切にする方法ではありません。

次の相談では、相手に選んでほしい店名より、引き受けてほしい作業を一つ伝えてみてください。その後に、実際に負担が分かれたか、分からないときに相談できたかを確かめます。「何でもいい」の解釈を増やすより、二人で決める途中へ参加してもらうことから始められます。

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