仕事の都合で引っ越しが難しい。家族の近くに住んでいたい。今の土地で続けている生活を大切にしたい。婚活では相手との距離も気になりますが、誰もが自由に住まいを変えられるわけではありません。
「遠くの人まで探せば出会いが増える」と言われても、移動や転居が現実的でない場合があります。そんなときは希望条件をただ狭めたり広げたりするより、変えられない事情と、話し合える余地を別々にすることから始めてみましょう。
この記事の目次
1.場所を変えられない理由を、具体的にしてみる
たとえば「今の街から離れたくない」という希望の奥に、通勤できる範囲を守りたい、家族の用事で頻繁に戻る必要がある、生活の基盤を急に変えたくない、という理由があるかもしれません。どの事情を相手に話すかは、初めて会う前と将来の暮らしを具体的に相談する段階とで分けてもかまいません。
理由が分かると、相手に伝える言葉も変わります。「この地域の人しか無理です」ではなく、「現在の仕事は続けたいので、通勤できる地域で暮らすことを大切にしています」。場所を一つの条件としてではなく、暮らしの理由と一緒に伝える方法です。
2.『住む場所』『会う場所』『将来の場所』は分けて考える
最初の出会いのために移動できる範囲と、将来一緒に住める範囲は同じとは限りません。月に何度か会うためなら移動できても、毎日通勤するには遠すぎる場所もあります。
【今会える範囲】移動に使える時間、交通手段、負担にならない頻度を考える。
【今の暮らしで守りたいこと】仕事、家族との関わり、通院や生活上の事情などを、自分が話せる範囲で整理する。
【将来なら相談できること】転職や転居がいつか選択肢になるか、同居を急がない形を話せるかなど、まだ決まっていない部分は未定として残す。
この三つが分かると、プロフィールや初回の会話で何を伝えるかも選びやすくなります。無理に「将来はどこでも行けます」と約束する必要はありません。
3.条件を広げるときは、相手にも負担を移さない
自分が転居できないからといって、相手が必ず引っ越す前提で話を進めるのは、二人の暮らしを考えるうえで難しいかもしれません。相手にも守りたい仕事や家族、地域のつながりがあるからです。
例えば「私は今すぐ転居することが難しいのですが、あなたは今の暮らしをどのくらい続けたいと思っていますか?」と尋ねられます。相手が答えづらそうなら、結論を急がず、互いの条件が分かったところで一度持ち帰ってもかまいません。
二人のうちどちらが譲るかを先に決めないこと。 それぞれの事情を確かめたうえで、選べる暮らし方があるかを考えます。
4.候補を減らす前に、出会い方の工夫も
住む地域を大きく変えられなくても、会う方法や連絡の取り方で負担が少なくなる場合があります。お互いが使いやすい場所を探す、初回は移動しやすい時間帯にする、会える頻度をあらかじめ相談するなどです。
ただし、遠距離でも必ずうまくいく、努力でどんな事情も解決できるという話ではありません。移動費、時間、家族や仕事の事情を含めて現実的に考えてよいのです。
自分が守りたい暮らしを小さくすることなく、相手の事情も知っていく。住む場所が限られていても、話し合えることまで決まっているわけではありません。 まずは「守りたいこと」と「相談できること」を一つずつ書いてみましょう。





