お恥ずかしいのですが、経営者の婚活の難しさって、四六時中、仕事のことを考えていたり、デート中に連絡がきたらそちらに気がいってしまったりと。なかなか女性を大切にできずにいました。知人の紹介でエンジェルに入りましたが、やっぱりそのクセは抜けなくて。環さんの職業は知らなかったけど、僕が仕事モードに入ったとき、ニコニコしながら待っててくれたんです。それに感動して、『仕事より私を見て！』じゃなくて『思う存分仕事して！』というスタンスに、僕にはもうこの人しかないと思いました。

私、雇われだから彼の気持ちわからないかもしれないなと思っていたんですが、仕事にかける情熱や、ついデート中も仕事をしちゃうという習性のようなもの、本当に心から理解できました。だからふたりでいるときに『仕事はいいから私だけを見て！』なんてならなかったし、思う存分仕事して欲しいって素直に思えたんです。そしたら仕事が一区切りついたあと、くるっとふりむいてこちらをみて『僕には環さんしかいません、今すぐ結婚しましょう』って笑

さすがにびっくりしましたけど、理解もできるんです。仕事に完全燃焼するためには早めに結婚しておいたほうがよくて、意思決定は慣れで、スピードも大事。私も仕事のために平日ランチとかすぐにぱぱっと決めちゃいますもん。それでも結婚がそんなポイントで決まるなんて、私の今までの苦労ってなんだったんだろうって思ったことも

うわ～なんか申し訳ない。でもね、いま意思決定はスピードって環さんはいったけど、正確には質です。僕は良い選択、つまり良い結婚をしたと思っているので、スピードプロポーズの意思決定は成功だったわけ

それにしても私のことまだ何もしらないのに、って思った

たしかに。でもこれから知っていけばいいんだよ。環さんは難関資格に難関恋愛と、苦労してきたけれど、仕事も結婚も手に入れてとりあえずは報われたね

そう押し付けられると反発したくなるけど、恋愛って苦手だから避けてきて、働きながらの資格勉強と、合格してからも実務ですごく大変だったのは事実です。でも恋愛を「避けてきた」と自覚できたのは涼さんのおかげ。

そうなの？

覚えてないかもしれないけど、ずばっといわれてびっくりしつつ、真理をついているなって思って。こうやって正しい方向にひっぱられていくんだなーって部下の方々の気持ちまで少しわかっちゃった

ううっ

そうなんです。知的で聡明でしょ？実際に話していて楽しいし、会話が楽しいって異性間では意外と難しくて。でも環さんとは話が楽しいし、そうでなくとも仕事モードに入ったら良い意味で放置してくれるし、なんか良い感じの人が見つかったなって思ってます。相性理論って非科学的ではなく、再現性があるんだなと

人の気持ちは理解するようにしています。私は学歴も職歴も悪くなくて、社会的ステータスのある伴侶も得た。でも人間的にはどうなんだろうという課題感をずっと持っていて、わかりやすい成功を持たない人たちにも、心を寄せることができたらいいなって思うんです。でも誰が相手であっても心を寄せるのは難しいときがあります。

心を寄せる、か。僕にはなかった概念だ。素敵だと思うよ

会計士という仕事柄、ボランティアで何かをやってあげることはできないんだけど、パワーカップルといわれるようになっても、自分たちだけがいいのではなくてもっとこう、、、世の中にも幸せや融和みたいなものを広げていきたいなって

プロポーズしてから知ったんだけど、頭が良くて仕事ができて、心根も優しい素敵な女性だ。僕は本当にラッキーだ。

そうですよね。ひっぱっていく力がすごいです。あと不思議な人としての魅力があって、みんな彼の話を聞きたくなっちゃう。生命体としてのパワーがすごいんだけど、かといって意外ということが丸くてあまり人を傷つけないっていうか･･･。どこか可愛いんです。

そう、俺、可愛いの笑

社長やってると可愛い部分も出しづらくて大変だろうなとは思います。あと、結構独断専行だから部下の人たちも大変だなって。そしてワガママだから女性はもっと大変！でも意外とケンカはしないよね

意外としないね。細かいすりあわせはするけれど・・・結婚は日常生活なんだけど、日常生活は良質な仕事を支える土台となる幹の部分でもある。とはいえ、家事は誰だって面倒。そこをどう時短家電と外注でうまくまわしていくか。テキパキとこなしていくか。やり方で衝突しそうなもんだけど、意外とお互いにうまくまわせてると思う。

経営者にはバツ付き（離婚経験者）が意外と多いんですが、よくよく解像度をあげて話を聞いてみると、『家のことをしない』と奥さんが不満をためていることも多いです。もちろん他にも色々問題はあるのでしょうけれど。ただ、そこをさらに解像度を上げていくと、嫁さんのこだわりに男が合わせられなくて、『旦那、家事できない』になるパターンが多かった。表面的には夫の家事力の低さが原因なんですが、真相をさぐると、嫁さん側がやり方に妙にこだわって家事力向上の取り組みをブロックしてるってことが背景にありそう

女性側の問題なの？

100％そうとはいわないけど、、、社長として仕方ない部分はあるんだよね。家事力が低いのは。意思決定のくり返し、顧客とのコミュニケーション、部下の成長支援、銀行や士業との調整、色々タフなことをしてるので、洗濯物を丁寧にたたむことは優先順位が落ちる

それは私もいちおう働いてるのでわかるかなー。家事を軽視してるわけじゃないけれど、優先順位が下がるのは。私は仕事柄、繁忙期があるので、忙しくないシーズンはゆっくり丁寧に家事を楽しみたいと思うな

ふたりがぶつからないのは、その辺、環さんに理解があるというか・・・女性側の問題だというと怒られそうだけど、実際うちは環さんが理解あることでうまくまわってると思うから、やっぱりその可能性も多少は･･･経営者に限ってだけど

あまり遅くまで帰ってこないと、『なにやってんだか』という気持ちにはなるかな。でも私は私でやりたいこともいっぱいあるから、そっちに気を取られてるうちに彼が帰ってくるという感じ。私も別に不快そうな顔で待ってるわけじゃないから、うまくいってるのかなー

感謝してます！

公認会計士という難関資格を持ち、バリバリ働く環さんと、会社を経営して責任ある立場にいる涼さん。ぶつかってもおかしくなさそうですが、絶妙なバランスの上に家庭生活が成り立っているようです。といっても上下関係があるわけでもなく、対等なパートナーとしてお互いを見ている感じが伝わってきます。
 
仕事で責任ある立場の涼さんが家庭も取り仕切るのではなく、かといって家庭では女性の立場が強いという訳でもなく、お互いの感じがしっくりくる、といっていいのではないでしょうか。
 
冒頭でもお伝えしましたが、おふたりは職業的な相性で選ばれた訳ではありません。人間としての、むきだしの自分としての相性が合っていたのでゴールインされたのだといって過言ではないでしょう。
 
エンジェルには沢山の人がいらっしゃいますが、理想の相手というのは決して年収がいくらとか、仕事がかたいとか、家柄がいいとか、そうしたなんとなくみんなが良さそうと思う属性にあるのではなく、あなたの、他ならぬあなたにとって相性がよく、居心地がよくて素敵な気持ちになれる人をいうのです。
 
エンジェルでは独自の相性理論に基づいて、そうしたベストパートナーをご案内しています。ぜひ一度、のぞいてみてください。